愛を知った日

「幼なじみ的な?」
「まぁそんな感じです。でもこの間まで忘れられていましたけど…」
「それは本当にごめんなさい」
「初めまして。私、奏の友達の南山明美です」
「同じく東川伊月です」
「こんにちは」
「楽くん、こちらが私の彼氏です」
私は恥ずかしがりながら紹介する。
「初めまして。奏の彼氏の北山鳳蝶です」
「話には聞いてたけどめっちゃイケメンだね」
「そんなことないです」
「あっみんな揃ったわね。こっちに来て座って。今日は私達が腕によりをかけて作ったから」
みんなが座るとパパが
「は〜い。お代わりもあるからたくさん食べて」
料理を運んできた。テーブルにはローストビーフやミネストローネ、ちらし寿司など私の好きなものがたくさん並んでいた。
「では改めて奏、誕生日おめでとう。あんなに小さかった奏がもう18歳なんて信じられないよ…」
パパがそう言ってわんわん泣き出した。
「みんなも今日は集まってくれてありがとう。乾杯〜」
「乾杯」
パパに代わってママが音頭を取るとみんな口々におめでとうと言ってくれる。それにありがとうと返しながら料理を一口頬張ると自然に言葉が漏れる。
「美味しい〜」
それはみんなも同じだったようだ。
「良かった。たくさん食べてね」
そうして楽しい時間を過ごした。