愛を知った日

そのメッセージを返事をしないで眺める。その後、明美ちゃんへ衝動のままにメッセージを送る。
「やっぱり浮気かもしれない。私もう無理かも」
そう送るとすぐに電話がかかって来た。
「もしもし今どこ?」
私は鳳蝶くんの家の最寄り駅だと伝えると
「OK。今からそこ行くわ」
それだけ言って切れた。
数十分後。なんと明美ちゃんの姿が見えた。その瞬間、収まっていた涙がまた出そうになる。
「明美ちゃ〜ん」
「どしたどした?」
「明美ちゃんが言ってた通りかも。あの子、家に入れてた」
「えっ…」
「今から会えるって連絡きて家に行ったら見ちゃったの。もうやだ。腐れ縁だって言ってたけど他の女子と仲良くしてほしくない」
涙目になりながら話す。
「あ〜あ〜大丈夫。泣かないで。つらかったね」
明美ちゃんが背中をさすってくれる。
「でもいくら腐れ縁だとしても1人暮らしの家に入れるかな。彼女いるのに。何があるかわからないじゃん」
「言わないで〜」
「ごめんごめん。でも連絡がきてすぐってことは何か事情があったんじゃない?」
「事情って?」
「分からないけど。奏はそれ見てどうしたの?」
「逃げた。その場に飛び込む勇気もないし…あ〜考えたくない」