愛を知った日

「いいのいいの。私はいつでも聞けるから。じゃあお邪魔しました!またね。」
そう言って満面の笑みで颯爽と帰って行った。
「本当に良かったの?」
その後、家に入れてもらいそう聞いた。
「いいんだ。奏が優先だし学校でも話せる。」
「学校も一緒なの?」
「うん。同じクラス。」
それを聞いてなんだかモヤモヤした。
「もしかしてヤキモチ妬いてる?」
「うん…」
途端に恥ずかしくなり聞こえるか聞こえないかの声で言ったが鳳蝶くんにはしっかりと聞こえたようで
「あー俺の彼女はなんでこんなに可愛いんだろ。」
そう言ってぎゅーっと抱きしめられた。
「聞いて。俺はなにがあっても奏が1番大好きだし奏しか見てないから安心して。もし不安になるようなことがあってもその度に大好きだって伝えるから。」
「うん。私も鳳蝶くんが大好き。」
安心させるように言いながらキスをくれた。不思議な気持ちだ。鳳蝶くんがそうするだけで全てが大丈夫に思えてくる。
そうしてしばらく2人っきりで幸せな時間を過ごした。
この時間が永遠に続くことを願っても時間は過ぎていく。名残惜しく思いながらも私は家に帰る。玄関で靴を履いていると鳳蝶くんから声をかけられる。