愛を知った日

だから言った。
「かけてよ!俺は彼氏でしょ?彼女が危ない目に遭いそうになってるのにそれを本人じゃなくて彼女の友達から聞く俺の虚しさ、悲しさ分かるか?」
付き合って初めて大きな声で感情を露わにした。その後、奏から届いたという手紙を読ませてもらった。
終始無言で読む俺に奏は不安そうな顔をしていた。その後ファンクラブが関わっているかもしれないことを話した。当日は俺も一緒に行くことになり、奏に聞くと近所に公園は1つしかないようなのでそこだと思うと言っていた。
その時、奏がお茶のお代わりを持ってこようとした。その途端なんだか寂しく感じて柄にもなく甘えた声で引き止めた。奏は真っ赤な顔をして俺のことを可愛いと言った。正直可愛いと言われるのは不本意だがその場にいてくれたので狙い通りだ。その後、大好きと言われ可愛すぎて思わず抱きしめてしまった。
「鳳蝶くんにはいつも元気もらえるな。」
と言われその時点ですでに可愛いのに
「奏が笑ってるだけで元気もらえる。」
と返すと恥ずかしがる姿がさらに可愛い。俺はおでこにキスをした。それまで我慢していたところがあったが初めてキスをした日からスキンシップが増えた。奏を見ると触れたくてたまらなくなるからだ。