愛を知った日

そのメッセージを見て
(なんで…1番最初に教えてくれないんだ。頼ってくれないんだ。俺は彼氏じゃないのか…?)
と思いつつ明日奏の家に行ってみることを決意した。
そして翌日。奏と約束して以来、初めて学校をサボった。朝から行こうと思っていたがそれも迷惑かと考えたりそもそも朝、起きれなかったので結局奏の家に着いたのは昼近くになってしまった。家の前でメッセージを送りインターホンを押した。
いつもならすぐに出てくるのに今日は出てこない。なんとなく
「部屋着のままでもいいから開けて。」
と声をかけると
「なんで分かったの?」
とすぐ出て来た。そういうところが可愛いと思うが今日はそれよりも大切なことがある。家に上がらせてもらって出されたお茶を1口飲んで深呼吸をする。
「奏、俺に隠してることない?もしくは悩んでることとか。」
そう聞いた時、明らかに誤魔化した奏を見て腹が立った。
「そうか。俺はそんなに頼りにならないか。」
だから思わずそう言ったら奏はそうじゃないと否定した。迷惑をかけたくなかっただけだと。
でも俺は奏のことならどんなことでも迷惑だとは思わない。むしろ彼氏だからこそ頼って欲しかった。