愛を知った日

こういう時の鳳蝶くんは過保護だ。なにを言っても通じない。そうして鳳蝶くんは家まで早歩きで連れて行ってくれた。
「あっ今日、みんな出かけてて1人なんだよね。」
「そうか。鍵持ってる?」
「うん。今開けるから降ろして。」
「やだ…このまま開けれるだろ。」
「ふっ。仕方ないなぁ。」
そう言ってそのままの状態で鍵を開けて中に入る。
「ただいま〜」
「おかえり。」
あるはずのない返事があり驚いて見るとそこにはパパがいた。
「パパ!帰ってたの?」
「うん。これから家で仕事するけど。」
「お邪魔してます!」
「どこ行ってたの?ってそのほっぺどうしたの?赤くなってる。」
「あぁ。これね…」
「それについては俺の方から説明させてください。」
そう言って鳳蝶くんが丁寧に説明してくれた。
「今回は守れなくて本当にすみませんでした。今後はこのようなことがないよう気を引き締めます。」
「別に全てが君のせいではないよ。でも君と付き合っている限りはこういうことが起こる可能性があるってことだよね?」
「ないとは言い切れません。」
「それなら安心して任せることは難しくなるかもしれないな。」
「はい…」
「パパ!」
「奏もなんでこんなことになる前に相談しなかったんだい?」