愛を知った日

「分かった。よろしくお願いします。」
「ああ。」
「それと…隠しててごめん。信用してないわけじゃないんだけど今回のことは言いづらくて…」
「俺もごめん。大切なこと伝えてなくて…」
「ううん。私が悪いの。」
「今度は1番に言ってもらいたいな。なにがあっても絶対守るから。」
隣にいた鳳蝶くんが私を抱き寄せた。
「うん。ありがとう。」
「そういえば今日は誰もいないんだな。」
「うん。碧は保育園だしパパとママは仕事だよ。」
「それなのに上がって良かったのか?」
「もちろん。」
「あっ…そうか…」
なぜか鳳蝶くんが照れている。
「どうしたの?」
「いや…なんでもない…」
鳳蝶くんは顔を手で隠す。
「あっお茶のお代わり持ってくるね。」
その瞬間、鳳蝶くんに腕を掴まれた。
「行かないで。」
「えっ…」
「せっかく会えたのに離れないで…」
そう言った瞬間、可愛すぎて顔が赤くなってしまった。
「分かった…」
私は力が抜けたようにへたり込んだ。
「大丈夫か?」
「鳳蝶くん、かわいすぎるよ。」
そう言い、私は思わず抱きついた。
「なっ…可愛いって言うな。」
鳳蝶くんはそれを受け止めながら小声でそう言う。
「うふふ。大好き!」
「俺も。大好きだ。」
そのまましばらく抱きしめ合っていた。