意識が朦朧とする中で救急車のサイレンと鳳蝶くんの焦った顔が見えた。
(あぁ。また倒れちゃった。みんなに心配かけちゃったなぁ…)
そう考えているとまた意識を失った。
次に目が覚めた時には病院のベッドの上だった。
「奏!目覚めた?」
「ママ…」
「良かった…病院から連絡きて急いでこっちにきたのよ。」
「ごめんね。明美ちゃん達は?」
「さっきまで付き添ってくれてたけど遅いから帰したわ。」
「そっか。」
「碧は?」
「熱も落ち着いてきたからパパに任せてきたわ。」
「良かった…」
「あっそういえば鳳蝶くんって子からこれ、預かったわ。」
差し出されたのは小さなメモだった。
「あの子、前に話してた子でしょ?すごくイケメンで驚いたわ。」
「私の病気のこと言ったの?」
「言ってないわよ。適当に誤魔化しておいた。」
「良かった…ありがとう…」
「みんな、お大事にって言ってたわ。いい友達ね。」
「あとでお礼言っとく。」
「そうしなさい。」
「あっ。薬はちゃんと飲んでたの?」
「うん。飲んでた。」
「さっき先生がきて、1週間くらい入院ですって。今回はまだ軽い方だったから検査して問題なかったら退院でいいって。」
「本当?良かった。」
「とりあえず今はゆっくり休んで。家の様子も気になるから今日は一旦帰るわ。また明日来る。」
「うん。分かった。」
(あぁ。また倒れちゃった。みんなに心配かけちゃったなぁ…)
そう考えているとまた意識を失った。
次に目が覚めた時には病院のベッドの上だった。
「奏!目覚めた?」
「ママ…」
「良かった…病院から連絡きて急いでこっちにきたのよ。」
「ごめんね。明美ちゃん達は?」
「さっきまで付き添ってくれてたけど遅いから帰したわ。」
「そっか。」
「碧は?」
「熱も落ち着いてきたからパパに任せてきたわ。」
「良かった…」
「あっそういえば鳳蝶くんって子からこれ、預かったわ。」
差し出されたのは小さなメモだった。
「あの子、前に話してた子でしょ?すごくイケメンで驚いたわ。」
「私の病気のこと言ったの?」
「言ってないわよ。適当に誤魔化しておいた。」
「良かった…ありがとう…」
「みんな、お大事にって言ってたわ。いい友達ね。」
「あとでお礼言っとく。」
「そうしなさい。」
「あっ。薬はちゃんと飲んでたの?」
「うん。飲んでた。」
「さっき先生がきて、1週間くらい入院ですって。今回はまだ軽い方だったから検査して問題なかったら退院でいいって。」
「本当?良かった。」
「とりあえず今はゆっくり休んで。家の様子も気になるから今日は一旦帰るわ。また明日来る。」
「うん。分かった。」


