愛を知った日

結局あの後体調を崩してしまい夏祭りには行けなかったけど来年、絶対行こうと鳳蝶くんと約束した。
夏休みの課題も全て終わっていた私は残りの時間を資格取得のために充てることにした。将来のために。
そんなある日のこと…
ご飯を食べてソファでゴロゴロしていると明美ちゃんからメッセージが届いた。
「元気?急だけど明後日とか空いてる?」
「空いてるよ。」
「じゃあ久しぶりに私とデートしようよ〜最近、鳳蝶ばっかで寂しい…」
「いいよ。どこ行く?」
「場所はもう決めてある。じゃあ明後日10時に駅前で待ち合わせでいい?」
「分かった。」
「楽しみにしてて。」
「うん。」
私は遊びに行く場所とかも知らないし場所を決めたりするのも苦手だ。いつも明美ちゃんが率先して引っ張ってくれるので安心して着いて行く。明美ちゃんの選ぶ場所はいつもセンス抜群だ。毎回新しい発見がある。
楽しみにしながら迎えた明美ちゃんとのデートの日。
約束の時間に間に合うように家を出て電車に乗り、待ち合わせ場所に行くともうすでに明美ちゃんが来ていた。
「奏!」
「明美ちゃん、今日はどこ行くの?」
「いい所。」
腕を引っ張られて歩いて行くと着いたのは1軒のカフェだった。