「あっ今、言うことじゃなかったな…」
「いいよ…」
「はっ?」
今度は鳳蝶くんが大きい声を出した。
「お前そんな簡単に」
「簡単じゃない。鳳蝶くんだから」
「俺も奏だから。ってか初めてだから下手でも笑うなよ」
「私も初めてだから笑わない」
「じゃあ行くぞ」
そう言って鳳蝶くんの顔が近づいてくる。私はこれまでにないくらい固く目をつぶる。そして感じたのは唇への柔らかく暖かい感触。それはおぼつかなく、すぐに離れて行ったが私達の初めてキスだった。
お互いが離れた時に見たのは真っ赤な鳳蝶くんの顔だった。鳳蝶くんは耳まで真っ赤でたぶん私もそれくらい真っ赤になっているだろう。私は恥ずかしくて顔を覆った。
「嫌だったか?」
私は無言で首を横に振る。
「良かった?」
私はゆっくりコクンと頷いた。
「ふふ。嫌じゃないなら良かった」
「恥ずかしい…」
「俺も。だけど幸せ」
「そろそろ帰るか?タクシーかそれともバイクで送って行く?」
「バイク!」
「分かった」
鳳蝶くんのバイクで家まで送ってもらい、ママのご飯を食べていかないかという誘いを丁寧に断って帰って行った。
「いいよ…」
「はっ?」
今度は鳳蝶くんが大きい声を出した。
「お前そんな簡単に」
「簡単じゃない。鳳蝶くんだから」
「俺も奏だから。ってか初めてだから下手でも笑うなよ」
「私も初めてだから笑わない」
「じゃあ行くぞ」
そう言って鳳蝶くんの顔が近づいてくる。私はこれまでにないくらい固く目をつぶる。そして感じたのは唇への柔らかく暖かい感触。それはおぼつかなく、すぐに離れて行ったが私達の初めてキスだった。
お互いが離れた時に見たのは真っ赤な鳳蝶くんの顔だった。鳳蝶くんは耳まで真っ赤でたぶん私もそれくらい真っ赤になっているだろう。私は恥ずかしくて顔を覆った。
「嫌だったか?」
私は無言で首を横に振る。
「良かった?」
私はゆっくりコクンと頷いた。
「ふふ。嫌じゃないなら良かった」
「恥ずかしい…」
「俺も。だけど幸せ」
「そろそろ帰るか?タクシーかそれともバイクで送って行く?」
「バイク!」
「分かった」
鳳蝶くんのバイクで家まで送ってもらい、ママのご飯を食べていかないかという誘いを丁寧に断って帰って行った。


