愛を知った日

「帰りも送って行く。」
「本当に大丈夫?課題、1人で終わらせられる?」
私は疑いの目を向けた。鳳蝶くんは基本的に真面目だが勉強に関してはあまり信用できない。
「なっ…大丈夫…ちゃんとやるよ…」
「声がだんだん小さくなってるけど?なんか信用できない…」
「ちゃんとやるから。なんなら全部できたらビデオ通話で確認してもいい。」
「分かった。そこまではいいけどちゃんとやんなきゃだめだからね。」
「やるよ。」
そして鳳蝶くんのバイクで私の家まで送ってもらった。
「今日はありがとな。」
「こちらこそ。気をつけて帰ってね。」
「今日は俺が見送るから先に家に入れ。」
「分かった。またね。」
私は先に家に入った。玄関で耳を澄ましているとバイクのエンジン音がした。それを聞いてから
「ただいま〜」
「おかえりなさい。」
今日はママが早めに帰って来たようでどこに行っていたか何をしていたかなどを質問攻めにされた。