愛を知った日

「おかえり。」
「ただいま。」
「お仕事、お疲れ様。」
「奏も碧の読み聞かせありがとう。」
「いいよ。」
「やっぱりパパのご飯美味しいわ。」
「えへへ。嬉しいなぁ。」
「私、やっぱりだめね。」
「なにが?」
「仕事にかまけて母親らしいことなにもできてない。任せっきりで。」
「そんなことないよ。」
「ママ、そんなこと言わないで。ママは家族のために一生懸命仕事してくれて家にいる時は色々やってくれて僕は感謝でいっぱいだよ。それは奏にも碧にも伝わってるよ。」
「そうだよ。いつもありがとう。ママ。」
「できない部分は補い合うのが家族でしょ。そんなに気負わなくていいよ。」
「私もできる所は手伝うし。」
「うん。だから大丈夫だよ。」
「ありがとう。」
ママは少し涙ぐんでいるように見えた。
「なんか話してたら久しぶりに奏と寝たくなったわ。」
「2人だけずるいよ。僕も一緒がいい。」
パパはそう言って引かない。
「あ〜分かったわよ。じゃあ碧には申し訳ないけど今日は私達の部屋で3人で寝るのはどう?」
「パパ、変なことしないでよ。」
「なんで僕?しないよ。」
「じゃあいいよ。」
「私、明日も出かけるから早く寝たい…先にベッド行ってていい?」
「いいわよ。寝不足はお肌に大敵だものね。」