愛を知った日

「えっいいの?」
「特別な。」
「緊張する…」
「あっごめん…家じゃない方がいいか?」
「ううん。そんなことない。いつがいい?私は明日でも大丈夫だけど。」
「俺も明日はバイト休みだから大丈夫。」
「じゃあ明日の昼からでいい?」
「分かった。よろしくな。」
「うん。わぁ〜綺麗だよ。夕日、見て。」
「ああ。綺麗だな。」
そうしてしばらく2人で夕日を眺めていた。
「あっ沈んじゃったね。」
「そろそろ帰るか?」
「まだもうちょっとこのままで。」
「始めは俺が甘えてたのに今度は奏の方が甘えん坊になったのか?」
「いいじゃん。もう少しだけ。」
「大歓迎だ。」
私達は隣同士に座って鳳蝶くんの肩に頭を預けていた。
「今日はここに連れてきてくれてありがとう。」
「こちらこそ一緒にきてくれてありがとう。」
「うふふ。幸せだなぁ。」
「俺も。今日は夕日だったけど今度は星を見れるんだな。」
「プラネタリウムも楽しみだし明日も会える…嬉しい。」
「いつも言ってるけど体調優先だからな。」
「分かってる。心配してくれてありがとう。いつも。」
「当たり前。」
「遅くなると親御さんも心配するからそろそろ帰ろっか。」
「うん。」
私は再び鳳蝶くんのバイクの後ろに乗って家まで送ってもらった。