愛を知った日

「ごちそうさまでした。」
「美味かった。ありがとう。」
「鳳蝶くんのも美味しかったよ。鳳蝶くん、料理上手だね。」
「1人暮らしだからな。結構料理する。」
「具材の切り方とかも可愛くてすごかった。」
「あはは。ありがとう。ちょっと気合い入れて作ったんだ。奏のこと思い浮かべながら作ったらいつもより楽しかった。」
「私も鳳蝶くんがどんな顔をして食べてくれるかなとか考えながら作るの楽しかったよ。」
「同じだな。」
「だね。」
「暑くないか?水分しっかり摂れよ。」
「うん。冷たいお茶持ってきたから鳳蝶くんも飲んで。」
鳳蝶くんに水筒のお茶を手渡す。
「ありがとう。」
「ここで日向ぼっこするのも気持ち良さそうだね。」
すると鳳蝶くんが寝っ転がって隣をポンポンと叩きながら言う。
「ここに寝てみろよ。」
私は言われた通り隣に寝っ転がって日差しを感じて深呼吸をする。
「気持ちいい〜」
そう言って体を伸ばす。
「今日、晴れて良かったな。」
「うん。」
「一応てるてる坊主作っといて良かった。」
「うふ。作ったの?」
「なんだよ。悪いかよ。」
「ううん。かわいいなと思って。」
「なっ…かわいい…可愛さなら奏の方がかわいい。さっきのお弁当食べてる時の笑顔すごく可愛かった。」
さっきは鳳蝶くんの方が赤面していたのに今度は私が赤面する番だった。