愛を知った日

明美と伊月は奏のお父さんの車に乗って俺達はお母さんの車に乗った。
乗り込む寸前、伊月がグッと指を立ててきた。これに関しては明美も協力している感じがする。
乗り込むといきなりお母さんが直球の質問をしてきた。
「鳳蝶くんは彼女とかっているのかしら?」
これには驚いたが聞かれているのに答えないわけにはいかず正直に答える。
「いえ…彼女はいないです…好きな人ならいます。」
そう答えてチャンスだと思い奏と話したいと伝えるとお母さんは近くのカフェに案内してくれた。
奏も話したいと言ってくれた。送ってくれた車に頭を下げて店内に入るとすぐに席に案内された。まず落ち着くために飲み物を注文し届いたものを1口飲む。
覚悟を決めて話し出した。改めて付き合って欲しいと伝えると1つだけ条件を出された。それは学校にちゃんと行くこと。俺はすぐに承諾した。奏と付き合えるならなんでもやるつもりでいたから逆に奏の条件がそれだったことに驚いた。俺もちょうどそろそろ学校に行かなければやばかった。ついでに俺も奏にお願いをすることにした。それは敬語をやめること。前々からタメで話して欲しいと思っていたし付き合うなら尚更だ。
奏も分かったと言って敬語をやめる努力をしてくれた。