愛を知った日

今日は月が綺麗だった。俺は小さい頃から月や星が好きだ。いつか奏にも見せたいと思い、写真を撮った。 
前に確認した発表会の日も近い。奏達に出会ってから楽しみなことばかりだ。奏はまるで幸運を運ぶ蝶々のようだと思う。そんなことを考えながら眠りについた。
迎えた碧の発表会の日。
俺達3人は駅で合流し一緒に奏の家へ向かう。
インターホンを押すとはーい!という奏の声が聞こえ玄関のドアを開けてくれた。
中に入るとお母さんが迎えてくれてそのままお母さんが運転する車に乗り込んだ。碧の保育園は駐車禁止になっているみたいなので近くの駐車場に停めて少し歩くことになった。
みんながスタスタと進む中で少し奏と話したいと思い思わず歩くスピードを緩めた。
話していると近くにいた伊月がいつの間にか遠くに行っていることに気づいた。その時、伊月が振り返りニヤッと笑ったのを見て気を遣ってくれたのだと思った。少ししか話はできなかったがそれでも嬉しかった。保育園に着くと奏のお父さんが出迎えてくれて事前に取ってくれていた席に座った。席取り名人と言われているらしいが、確かに1番見やすい席でそう言われるのも納得できる。