愛を知った日

その日から俺はとりあえず1日1問質問をすることにした。
内容はたわいもないことだったが奏は真面目に答えてくれる。それが嬉しくて毎日質問をした。
そして迎えたテストの日。
2人が教えてくれた部分はできたと思う。俺はいつも赤点ばかりだから今回落としたら留年だと言われた。
バイトに明け暮れたり、すり寄ってくる人間が面倒くさくほとんど行ってなかったがテストの前後だけは行っている。
ある時、ふと学校帰りに夕日がきれいだったので撮ってみた。その時奏に今日の質問をしていなかったことを思い出しその写真と共に質問を送った。
俺は奏の誕生日も知らなかった。聞いてみると俺と近いことを知り、自然と笑みが溢れる。
さらに祝ってくれると言われて嬉しくなる。俺も奏の誕生日は祝いたい。そんなことを思いながらスマホをポケットにしまい、バイト先に向かうため歩き出す。
バイトと勉強を両立しながら数日。
ついに迎えたテストの日。
緊張しながらも教えてもらった部分はできたと思う。これでギリギリかもしれないが赤点は回避できそうだ。