「えっ大丈夫だよ。」
「ダメよ。また同じようなことがあったら大変だわ。」
「分かった。でも明日のお出かけは自分で行くから。送り迎えは学校だけでいい。」
「分かったわ。ただし遅くなるようだったら連絡しなさい。絶対よ。」
「分かった…」
「で？その助けてくれた男の子はどんな子だったのかしら？」
「かっこよかった…」
思い出して赤くなってしまった。
「赤くなっちゃってかわいい。青春だわ〜」
「名前は知ってるの？」
「うん。北山鳳蝶くん。」
「連絡先とか交換したの？」
「してないよ！」
「そうなの？もったいないわね。次会えたら絶対交換しなさいよ。」
「そんなママみたいにグイグイいけないしチャラ男っぽかった。」
「どんな人であろうともし偶然、3回出会えたらもうそれは運命なのよ。今日が1回目だからもしまた会えたらそのチャンスを逃さないで。」
「ママもパパと偶然3回会ってこれはもう運命だと思ったわ。それで結婚したの。」
「そうなの？知らなかった。」
「いや〜娘と恋バナできる日がくるなんてね。嬉しい。」
「私もママと恋バナできて嬉しい。」
「私は奏が選んだ人なら応援するわ。」
「まだ気が早いけどありがとう。」
その後もママの仕事の話とか色々な話をして私達はいつのまにか眠りに落ちていた。