愛を知った日

「奏、良かったじゃん。おめでとう。」
「明美ちゃん、ごめんね。うちの親が。」
「ううん。今日は何も予定なかったし。」
「鳳蝶も良かったね。」
「ありがとな。」
「奏ちゃんのお母さんの料理がまた食べれるなんて嬉しいなぁ。」
「そんなこと言ってくれるなんて嬉しいわぁ。」
「伊月くん!僕の妻口説こうとしてない?許さないからね。」
「いえ。そんなこと…」
「パパ、見苦しいよ。」
「いや、でも…」
「みんな、座って。」
テーブルには美味しそうな料理が並ぶ。
「ねぇね、お兄ちゃんと恋人になったの?」
今まで何も喋らずついてくるだけだった碧が聞いてきた。すると隣にいた鳳蝶くんが答える。
「ああ。そうだよ。これからよろしくな。」
「じゃあこれからいっぱい遊べる?」
「そうだな。」
「やったー!ねぇねのこと幸せにしてあげてね。」
「もちろんだ。」
「ねぇねも嬉しい?」
「うん。嬉しいよ。」
「そっか。」
「食べよう。」
「いただきます。」
「どう?」
「相変わらず美味しいです。」
「そう?良かった。」
「美味しい〜」
向こうで食べている明美ちゃんと伊月くんからもそんな声が聞こえる。
「ありがとう。おかわりあるからどんどん食べてね。」
ママも嬉しそうだ。