愛を知った日

「仕方ない。私も協力する。みんな待ってるから行こ。」
「あっちょっと…」
そして私達が戻ると
「ねぇね、明美ちゃん見てくれた?」
「うん。とっても良かったよ。」
「えへへ。僕頑張った!」
「すごかったよ。」
「パパもカメラでばっちり撮ったからね。」
「さぁ。そろそろ行きましょうか。」
「そうだね。」
「あなたと同じ所に車停めたから分かれて乗りましょう。」
「僕達はきた時の車に乗るよ。」
「じゃあそこに私と伊月、乗せてもらえます?」
「いいよ。」
「そっちは4人乗りだから奏と鳳蝶くんは私の車に乗って。」
「うん。」
「分かりました。」
「みんな、それぞれの家に送った方がいいかしら?」
「いえ。まだ全然早いし奏の家で大丈夫です。」
「分かったわ。」
車に乗る瞬間、明美ちゃんがグッと親指を立てて意味深な笑みを見せてきた。
これは多分、頑張ってという意味である。
何を頑張ればいいのか分からないまま車に乗ると
「鳳蝶くん、今日は本当にありがとう。」
「いえ。俺も楽しかったです。ありがとうございました。」
「それ、碧が聞いたら喜ぶわ。ところで鳳蝶くんに質問があるんだけどいいかしら?」
「はい。なんですか?」