愛を知った日

「一旦お疲れ〜あとは自由選択だけだね。」
「うん。」
「教室移動しなきゃね。」
私達は自由選択の科目のテストを受けるため事前に告知されていた教室へ急ぐ。
明美ちゃんと別れてその教室に到着するとそのタイミングで先生が来た。教科書を確認する暇もない。仕方なく自分の記憶を信じることにした。
そして時間内ギリギリまで集中して取り組んで解答用紙を提出し教室を出る。
明美ちゃんと出入り口で待ち合わせをする予定だったのでそこに向かい上履きを変えていると明美ちゃんが来た。
「ごめん。遅れた。テストが予想以上に難しくて。」
「ううん。私も今来たばっかりだから大丈夫だよ。」
「やっぱり難しかったよね。」
「うん。」
「奏、体調はどうなの?疲れたでしょ。」
「疲れたけどそこまで悪くないよ。」
一緒に学校を出ると見覚えのある車が止まっていた。
「奏、迎えに来た。明美ちゃんもこんにちは。」
「パパ!」
「奏パパ、こんにちは。」
「乗って。明美ちゃんも。」
「いいんですか?申し訳ないです。」
「いいから。」
「ありがとうございます。」
こうして私達はパパの車に乗った。