愛を知った日

そう考えている間にも明美ちゃんは栞ちゃんの元へと向かっていた。
「しおりん〜ここ分からないんだけど教えてくれない?」
「いいですよ。どこですか?」
栞ちゃんはとても真面目で学級委員の雰囲気がある。いつもおさげだで側から見れば地味でとっつきづらい雰囲気だが、そんな事はない。話しかけてみれば優しいし好きなものに関してはすごく饒舌になる。ちなみに栞ちゃんはどんな人にも敬語で本が好きらしい。
「ここなんだけど…」
「それでこうすればこうなります。」
「さっすがしおりん〜分かりやすい。」
「そんな事ありません。」
「栞ちゃん、ありがとう。」
「いえいえ。」
「やっぱしおりんに頼んで大正解〜ありがとう。この後のテストも頑張ろう。」
「頑張りましょう。」
「あっそういえばしおりんって自由選択の科目受けてる?」
「受けてません。自由選択に時間を取られるより家で勉強したいので。」
「しおりんはブレないねぇ。」
その時、ガラガラとドアが開き
「それでは午後のテストを始めます。皆さん着席してください。」
私達は急いで座った。こうして午後のテストがスタートした。