愛を知った日

「はい…分かりました…」
「あはは。嫌なのは分かるけど頑張って」
「バレてましたか」
「奏ちゃんは分かりやすいからなぁ。学校は順調?」
「はい」
「それは良かった。今日は伝えたいことがあるんだ」
「なんですか?」
「奏ちゃんは今17歳だろ?本来ならもう少しで小児科は卒業になるんだけど奏ちゃんの病状がまだ不安定だからもうしばらくは小児科で僕がみようかと思ってるんだけどいいかな?」
「嬉しいです。逆にいいんですか?」
「もちろん」
「じゃあこれからもよろしくお願いします」
「ああ。よろしく」
「他に何か聞いておきたい事はあるかな?」
「ないです」
「お父さんは?」
「いくつか質問よろしいでしょうか」
今まで黙って先生とのやり取りを聞いていたパパがそう言った。そしてパパは私の通院の際に必ず持ってくるメモを基に気をつけることなど色々な質問をしていた。
「以上です。先生、改めて奏のことこれからもよろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしくお願いします」
その後、次回の予約をして診察室を出た。
「先生、ありがとうございました」
「奏ちゃん、またね」
「また」