愛を知った日

「ありがとう〜今からそんな口上手いなんて心配になっちゃうな」
「本当だもん」
「ここじゃあれだから部屋、案内するよ」
「僕も一緒に案内する。みんな行こう」
碧がみんなの手を引っ張って行ってしまった。
「こら!碧、走っちゃダメ!」
「はーい」
碧は軽く聞き流して走らずにみんなに部屋を案内していた。私もその後をついていく。
みんなを色々なところに連れ回して
「じゃじゃ〜ん。そしてここがねぇねの部屋」
「ちょっと碧。勝手に開けないで。お部屋案内ごっこはもう終わり。お姉ちゃん達勉強するから碧も遊んでて」
「えーもっとお兄ちゃん達と一緒にいたかったけどしょうがないね。お勉強、頑張ってね」
「バイバイ」
「またな」
「みんな立ってるのもあれだから座って」
「うん」
「初めて来たけど女の子って感じの部屋だね」
「そう?人招待するの初めてだからなんか緊張しちゃうな。あんまりまじまじと見ないで」
「いや、部屋って大抵卒業アルバムとかあるよね。ということで勉強の前に卒業アルバムを探そう!」
「恥ずかしいからやめて〜」
「僕も奏ちゃんの卒業アルバム見たい!」
「本人嫌がってるだろ。やめろ」
「えー」
そこまで言ったところでノックの音が聞こえた。