学校案内
「うわぁ、素敵……!」
ルミナス学園の校舎は……、それはもう素晴らしかった。
手前に見えていたレンガ造りの校舎の奥には、近代的な3階建ての校舎が2つ、そのまた奥に体育館や武道場、寮の建物がある。
教室、廊下、音楽室、美術室、理科室、ロッカールーム、カフェテリア、パウダールーム、トイレ……。
どこを見ても、清潔で設備が整っていて、こんな場所で勉強できると思うと、ワクワクする。
そして、極めつけは、ここ、図書館。
たくさんの蔵書と、日当たりのいいレファレンススペース。
自習スペースはまるでカフェのようで、居心地がよさそう。
「気に入った?」
海斗君が目を細めてこっちをみていて、私はうんうんと大きく頷く。
気に入った、なんてもんじゃない。最高!
「さっきはごめんね…。その、亘が……失礼なこと言って」
「ううん」
夢見心地だった私は、海斗君のひとことで急に現実に戻される。
「私、ぜんぜん知らなった……。うちが……そんな大変なことになってるなんて。海斗君は、知ってた?」
「それは……うん、ウワサでは聞いてるけど」
「そうなんだ……」
ということは、やっぱり本当なんだろうか。
朝比奈家が、そんな危機的状況だったなんて……。
私はいい。
でも、アリスちゃんは……。
アリスちゃんは、このことを知っているんだろうか。
そう考えると、暗く沈んだ顔になっていたみたいで、私の表情を見た海斗君があわてて無理矢理に笑う。
「でも、ウワサはウワサだから。気にしないで。ほんっと、亘ってば、よけいなこといって」
プンスカと怒る海斗君を見て、私はくすっと笑ってしまう。
「海斗君たち、ほんとうに仲がいいんだね」
「まぁ小さいときからずっといっしょだからね。幼馴染っていうか、くされ縁っていうか」
「幼稚園からいっしょなんだっけ?」
「そう。親同士も仲よくて、ずーっといっしょ。亘もさ、さっきはあんな感じだったけど、根はいいヤツなんだ」
「そっか。なんかいいね、そういうの」
「でも、これからはまりあもいっしょだよ!」
海斗君が、まっすぐな目で私を見る。
「まりあ。オレ達と、ぜったいに楽しい学園生活にしようね」
ちゃぽんと音を立てて湯舟に入る。
「はーーーーーーっ」
ルミナスの女子寮は、まるで高級ホテルみたい。
ふかふかの大きなベッドと、ウォールナットの落ち着いた風合いの勉強机、それから、小さなソファ。
もちろんお風呂とトイレもついている。
クローゼットには、制服と、普段着、それから、なぜかドレスが数着。
他にも靴やバッグ、アクセサリーも少し。
どれも、「朝比奈まりあ」用でとびきり高級品だ。
……朝比奈家は、没落寸前らしいけど。
お昼の出来事を思い出して、私は、その言葉の意味をあれこれ考えようとする。
……だめだ。
今日はもうなにも考えられない。
疲れすぎた。
明日はどんな日になるんだろう。
分からないけど、
とにかく、私、学校で勉強できるんだ!
そう思ってたんだけど……。
「うわぁ、素敵……!」
ルミナス学園の校舎は……、それはもう素晴らしかった。
手前に見えていたレンガ造りの校舎の奥には、近代的な3階建ての校舎が2つ、そのまた奥に体育館や武道場、寮の建物がある。
教室、廊下、音楽室、美術室、理科室、ロッカールーム、カフェテリア、パウダールーム、トイレ……。
どこを見ても、清潔で設備が整っていて、こんな場所で勉強できると思うと、ワクワクする。
そして、極めつけは、ここ、図書館。
たくさんの蔵書と、日当たりのいいレファレンススペース。
自習スペースはまるでカフェのようで、居心地がよさそう。
「気に入った?」
海斗君が目を細めてこっちをみていて、私はうんうんと大きく頷く。
気に入った、なんてもんじゃない。最高!
「さっきはごめんね…。その、亘が……失礼なこと言って」
「ううん」
夢見心地だった私は、海斗君のひとことで急に現実に戻される。
「私、ぜんぜん知らなった……。うちが……そんな大変なことになってるなんて。海斗君は、知ってた?」
「それは……うん、ウワサでは聞いてるけど」
「そうなんだ……」
ということは、やっぱり本当なんだろうか。
朝比奈家が、そんな危機的状況だったなんて……。
私はいい。
でも、アリスちゃんは……。
アリスちゃんは、このことを知っているんだろうか。
そう考えると、暗く沈んだ顔になっていたみたいで、私の表情を見た海斗君があわてて無理矢理に笑う。
「でも、ウワサはウワサだから。気にしないで。ほんっと、亘ってば、よけいなこといって」
プンスカと怒る海斗君を見て、私はくすっと笑ってしまう。
「海斗君たち、ほんとうに仲がいいんだね」
「まぁ小さいときからずっといっしょだからね。幼馴染っていうか、くされ縁っていうか」
「幼稚園からいっしょなんだっけ?」
「そう。親同士も仲よくて、ずーっといっしょ。亘もさ、さっきはあんな感じだったけど、根はいいヤツなんだ」
「そっか。なんかいいね、そういうの」
「でも、これからはまりあもいっしょだよ!」
海斗君が、まっすぐな目で私を見る。
「まりあ。オレ達と、ぜったいに楽しい学園生活にしようね」
ちゃぽんと音を立てて湯舟に入る。
「はーーーーーーっ」
ルミナスの女子寮は、まるで高級ホテルみたい。
ふかふかの大きなベッドと、ウォールナットの落ち着いた風合いの勉強机、それから、小さなソファ。
もちろんお風呂とトイレもついている。
クローゼットには、制服と、普段着、それから、なぜかドレスが数着。
他にも靴やバッグ、アクセサリーも少し。
どれも、「朝比奈まりあ」用でとびきり高級品だ。
……朝比奈家は、没落寸前らしいけど。
お昼の出来事を思い出して、私は、その言葉の意味をあれこれ考えようとする。
……だめだ。
今日はもうなにも考えられない。
疲れすぎた。
明日はどんな日になるんだろう。
分からないけど、
とにかく、私、学校で勉強できるんだ!
そう思ってたんだけど……。



