「ふわぁ…眠…って、わっ…」

高校の入学式の日、僕は転んだ

「めっちゃ痛い…でも眠い…」

周りは「わぁ…可愛そう…」そう言って手を差し伸べる様子なし…か…

僕は少しふらふらしながら立ち上がろうとした その時…

「あの、大丈夫ですか…?」

そう言って誰かが手を差し伸べた

「ありが…と…う…」

僕はその手を取ろうとその子の顔を見て固まった

「は…?イケメンなんですけど…」

そう…超絶イケメンだったのだ

「えっと…私に言ってる?」

「君以外誰かいる?」

僕がそう聞くとそのイケメンは黙りだす

「とりあえず、ありがとう 名前は?」

僕が聞くとイケメンがにこっと微笑んで答える

「一ノ瀬 柚です」