占い師は、あの人の幸せを願う彼に、恋をした

——ギャル、なりたがってた。

……うん、そうだった。

あの頃、私は“今っぽくなりたい”って言いながら、
やけに明るいミルクティーカラーのカラコンを買って、
頑張って焼いて、髪も巻いてた。

不器用で、流行に流されてばっかりで、
正直、ぜんぜん似合ってなかったのに。

それでも彼は笑って言ってくれた。

「いいじゃん」って。

何も否定せず、
ただそばで、見ていてくれた。