転生王女の私はタロットで生き延びます~護衛騎士様が過保護すぎて困ります~

「俺も、その……近くで見てもよろしいでしょうか」
「私は構わないけど……」
「大丈夫です! それよりも、お願いします」
「分かったわ」

 ちょっと、いやかなり緊張する場面になってしまったような気がした。けれど急かしているミサを見ていたら、私の緊張など、すぐに掻き消えた。

 占いって、どこの世界でも気になるものよね。ましてや恋愛なら、尚更だわ。

「前は大アルカナだけを使ったけれど、今回はタロットカード七十八枚全部を使うわ。その方が色々な読み方ができるから。あと、展開するのは三枚。ミサから見て、左から現状、アドバイス。そして最後は近い未来の展望で見ていくわね」

 私は両手でタロットカードを包み込み、心の中でミサの次の恋の展開を教えてください、と念じた。また、正位置のみを採用することも忘れずに。
 そしてカードの裏面を叩き、トランプのようにカットする。それから三つの山を作り、一つにまとめると、次はカードの上から六枚取り、そのまま横に置いた。

 七枚目は裏面のまま、ミサの前に置いていく。
 前回は一枚だったから深く考えなかったけど、対面式なんだから、ミサに向けて右から置くのが当たり前よね。私からは逆さになるけど、正位置で、とお願いしているから大丈夫。読み間違えることはない。

 私は手を伸ばして、一枚目を捲った。