「質問の内容なんだけど、さっきミサはお相手についてって言っていたわよね」
まずはミサのことを知っているけれど、実際にどこまで占ってほしいのか、までは知らない。そこは本人のみぞ知るところ、というものだからだ。
「直接タロットカードに、彼氏はできますか? と聞くことはできるけれど、どんな人とか、どこで出会うか、までは難しいと思うの」
「そうなんですか……」
やっぱり、ミサが聞きたいのは、そこの部分なのね。
私は沈み込んでいるミサに向かって手を伸ばし、笑顔を向けた。
「大丈夫。ミサの次の恋の展開を教えてください、と聞けば、相手像や出会い方とか、抽象的になるかもしれないけど、カードが教えてくれると思うわ」
「本当ですか?」
「そこは……実際に引いてみないと、ね。さすがの私も断言はできないわ」
ミサの期待の眼差しを受けて、気持ちが推し負けそうになった。すると、テーブルにカイルが近づいてくる。
まずはミサのことを知っているけれど、実際にどこまで占ってほしいのか、までは知らない。そこは本人のみぞ知るところ、というものだからだ。
「直接タロットカードに、彼氏はできますか? と聞くことはできるけれど、どんな人とか、どこで出会うか、までは難しいと思うの」
「そうなんですか……」
やっぱり、ミサが聞きたいのは、そこの部分なのね。
私は沈み込んでいるミサに向かって手を伸ばし、笑顔を向けた。
「大丈夫。ミサの次の恋の展開を教えてください、と聞けば、相手像や出会い方とか、抽象的になるかもしれないけど、カードが教えてくれると思うわ」
「本当ですか?」
「そこは……実際に引いてみないと、ね。さすがの私も断言はできないわ」
ミサの期待の眼差しを受けて、気持ちが推し負けそうになった。すると、テーブルにカイルが近づいてくる。



