「っ! カップのキング! 大丈夫。安らかなカードが出てきたわ。これが出てきたということは、穏やかで安定した未来。つまり、いい縁談だと、カードは教えてくれている。この縁談に迷いはあるけれど、前向きなら会うだけ会ってみてもいいのかもしれないわね」
「そう、ですね。両親にも、一度だけでも会ってみたら、と言われておりますので」
「なら、会う時のアドバイスを、カードに聞いてみましょうか」
私は再びタロットカードの束を軽く叩き、アドバイスを聞いた。
「ペンタクルのナイトの逆位置……」
この間、近衛騎士団長のことを勤勉だと読んだ。その逆ということは……。
「緊張しすぎないことかしら。肩肘を張らずに、自然体に。タリアらしい姿がいい、と出ているわ」
「こ、こんな私でいいのでしょうか。引っ込み思案な私で……」
「お相手は『TEMPERANCE』(節制)と出ていたから、大丈夫よ。怖い相手でなければ、短気な方でもないと思うの。むしろ、タリアに合わせてくれるのではないかしら」
良かった。素敵なアドバイスカードが出てきてくれた。
「そう、ですね。両親にも、一度だけでも会ってみたら、と言われておりますので」
「なら、会う時のアドバイスを、カードに聞いてみましょうか」
私は再びタロットカードの束を軽く叩き、アドバイスを聞いた。
「ペンタクルのナイトの逆位置……」
この間、近衛騎士団長のことを勤勉だと読んだ。その逆ということは……。
「緊張しすぎないことかしら。肩肘を張らずに、自然体に。タリアらしい姿がいい、と出ているわ」
「こ、こんな私でいいのでしょうか。引っ込み思案な私で……」
「お相手は『TEMPERANCE』(節制)と出ていたから、大丈夫よ。怖い相手でなければ、短気な方でもないと思うの。むしろ、タリアに合わせてくれるのではないかしら」
良かった。素敵なアドバイスカードが出てきてくれた。



