「……もしかして! 私、見てきます!」
「え、ミサ。どうしたの?」
慌てて扉へと向かうミサ。一体何が起こっているのか、とカイルに目を向けると、逆にこちらへと近づいてきた。
「ご安心ください。リュシアナ様に危害を加えるものではありません。むしろ、頼って来た者たちですから」
「ますます分からないわ。私は誰かに頼られるほど、しっかりした王女でもないし、手を差し伸べることだって……」
そう、今の私は役に立たない王女だ。お父様とお兄様の保護下にいる、何もできない王女。そんな私を訪ねてくる者など……そうだ。ミサが抑えてくれていたんだったわ。
だから彼女が扉の外で対応するのは、当たり前のことだけど……。
「リュシアナ様?」
「頼って来てくれたのだから、話を聞くべきではなくて?」
私は立ち上がり、扉の方へと歩いていった。そして開けた途端、ミサが驚きの声をあげる。
「ひ、姫様!?」
それに呼応するように、ミサの周りにいた者たちの視線が、一気に私へと注がれる。よく見ると、その者たちは全員女性で、なぜか羨望の眼差しを向けてきたのだ。
これがカイルの言っていた、危害を加えるものではない、という証拠なのかしら。
一歩後ろに下がると、扉ではなく誰かの体に当たったような感触がした。
「え、ミサ。どうしたの?」
慌てて扉へと向かうミサ。一体何が起こっているのか、とカイルに目を向けると、逆にこちらへと近づいてきた。
「ご安心ください。リュシアナ様に危害を加えるものではありません。むしろ、頼って来た者たちですから」
「ますます分からないわ。私は誰かに頼られるほど、しっかりした王女でもないし、手を差し伸べることだって……」
そう、今の私は役に立たない王女だ。お父様とお兄様の保護下にいる、何もできない王女。そんな私を訪ねてくる者など……そうだ。ミサが抑えてくれていたんだったわ。
だから彼女が扉の外で対応するのは、当たり前のことだけど……。
「リュシアナ様?」
「頼って来てくれたのだから、話を聞くべきではなくて?」
私は立ち上がり、扉の方へと歩いていった。そして開けた途端、ミサが驚きの声をあげる。
「ひ、姫様!?」
それに呼応するように、ミサの周りにいた者たちの視線が、一気に私へと注がれる。よく見ると、その者たちは全員女性で、なぜか羨望の眼差しを向けてきたのだ。
これがカイルの言っていた、危害を加えるものではない、という証拠なのかしら。
一歩後ろに下がると、扉ではなく誰かの体に当たったような感触がした。



