「この前の『触って楽しい動物園』も好評だったし。広瀬さんの考えた商品が子供たちの手に渡って喜んでもらえてると思うと、俺も自分のことのように嬉しいよ」
そんな風に言ってもらえるとは思わず、胸の奥が温かくなる。
自分の仕事が誰かの喜びに繋がっていると思っただけで、また頑張ろうという気持ちになる。
「ありがとうございます。次の企画も頑張って考えます!でも、私だけの力じゃなく、風間さんや生産部の皆さんが協力があってこそなので、こちらこそ感謝しています」
頭を下げて微笑むと、風間さんは少し照れたように「ああ、俺も楽しみにしている」と言ってくれた。
そして、間髪を入れずに私を見つめて口を開く。
「そうだ、今度飲みに行かない?」
「いいですね。企画部の人も何人か誘って、みんなで行きましょう」
私の言葉を聞いた風間さんの表情が、わずかに曇った。
「……うん、そうだね。みんなで、か。それもいいね」
少し寂しそうに言うので、何か失言をしてしまったのかと不安になる。
今まで生産部と企画部の合同懇親会もあった。
その流れで誘ってくれたと思っていたんだけど、どうやら違ったのかもしれない。
「じゃあ、もう行くね」
風間さんは立ち上がり、休憩スペースを出ていくその後ろ姿を目で追っていたら、観葉植物の後ろに本田くんがいるのが見える。
私は立ち上がり、彼の元へ駆け寄った。
そんな風に言ってもらえるとは思わず、胸の奥が温かくなる。
自分の仕事が誰かの喜びに繋がっていると思っただけで、また頑張ろうという気持ちになる。
「ありがとうございます。次の企画も頑張って考えます!でも、私だけの力じゃなく、風間さんや生産部の皆さんが協力があってこそなので、こちらこそ感謝しています」
頭を下げて微笑むと、風間さんは少し照れたように「ああ、俺も楽しみにしている」と言ってくれた。
そして、間髪を入れずに私を見つめて口を開く。
「そうだ、今度飲みに行かない?」
「いいですね。企画部の人も何人か誘って、みんなで行きましょう」
私の言葉を聞いた風間さんの表情が、わずかに曇った。
「……うん、そうだね。みんなで、か。それもいいね」
少し寂しそうに言うので、何か失言をしてしまったのかと不安になる。
今まで生産部と企画部の合同懇親会もあった。
その流れで誘ってくれたと思っていたんだけど、どうやら違ったのかもしれない。
「じゃあ、もう行くね」
風間さんは立ち上がり、休憩スペースを出ていくその後ろ姿を目で追っていたら、観葉植物の後ろに本田くんがいるのが見える。
私は立ち上がり、彼の元へ駆け寄った。



