気まぐれヒーロー




笑い方がハイジと一緒だ。下品なとこもアイツそっくり!!


この人すっごいやりづらい。……苦手だ。




「カワイーね、耳まで真っ赤になっちゃってよォ」




もうイヤだ。一刻も早くここから逃げ出したい。


だいたい私を呼び出しておいて、ハイジも白鷹先輩もいないってどういうこと!?


私、なんでこんな変態キンパツを相手にしなきゃいけないのよ!!



「あんまイジめちゃ可哀相だろ、タイガ」
「そうっスよ、白鷹さん怒らせたらヤバいっスから」


「うっせーな、ビビってんじゃねえよてめえら」



他のヤンキーさん達のそんな言葉も、変態キンパツにはどうでもいいことらしい。私は早く白鷹先輩が来てくれることを祈った。



そんな祈りが通じたのか、ガラッと大教室の戸が開いた。



現れたのは──待ち望んでいた、白鷹先輩だった。