困るな……どうせ断ったところで逃げ切れないのはわかってるし、私には選択権なんて与えてもらえないんだろうし。
それに、かっちゃん……君のうるうるした瞳は乙女心を鷲掴みだ!!可愛すぎだ!!この色男!!色ヤンキー!!
一肌でも二肌でも脱ぎたくなるじゃないか、チクショウ!!
「もう諦めてるからいいよ。私が役に立つとは思えないけどね」
「ダイジョーブだよ、俺白鷹さんが女の子と話してんの初めて見たからさぁ」
すぐにかっちゃんは朗らかな笑顔に戻ると、大教室の戸を開けた。私もかっちゃんの後に続いて、恐る恐る中に入った。
鼻をつくタバコの匂い。まずこの匂いが私を出迎える。
そしてやっぱり、ゴロゴロしてらっしゃるヤンキーさん達。……貫禄あるわ。
その奥であのソファーに座っているのは白鷹先輩……じゃなかった。
金髪の、黒羽先輩……アブナイ人だ。
「おーももちゃんじゃねーか」
「タマちゃんじゃねえの?」
「やっと来たんかよ~、白鷹さんもタイミング悪ィよなぁ」
「まぁゆっくりしていきな。そのうちジローちゃん来るからよ」
私を見つけると、急に恐いおにーさんがたは笑顔で歓迎してくれた。
ドキドキしてたけど案外いい人達なのかなと、ちょっと緊張がほぐれた。


