今は2時間目の授業中。
私の席は窓際だ。先生の退屈な持論をそこそこ受け流しながら、窓の外に目をやった。
「あ……」
そこから見えたのは、校門をくぐってグランドを歩く二人の男の姿。
一人は銀髪。つまり、白鷹先輩だった。
そしてもう一人は──金髪だった。
眩いばかりの、鮮やかな金。
緑や赤じゃないということは、ハイジとケイジくんではない。
……新種かしら。見たことないし。
明らかに遅刻だというのに、二人は少しも慌てる様子なんか見せず、ダルそうに両手をポケットに突っ込んで歩いている。
さすがキング。
だけどあの金髪、誰だろ。
白鷹先輩は背が高いのもあるけど、その存在感はさすがというべきか。自然と、目が彼を追ってしまう。
けれども隣の金髪も、白鷹先輩に全く引けを取らない。
白鷹先輩と肩を並べて歩いたって、劣ることはない。それどころか、圧巻とまで思ってしまう。
あの金髪からも、どことなく王様の雰囲気が感じられるのは……気のせい?
無表情な白鷹先輩に対して、あくびしたり眠そうに目を擦る金髪。


