小春が友達で、本当によかった。敵だらけじゃない。私には小春がいてくれる。
こんなにも優しくて、心強い友達がいる。
しっかりしなきゃいけない。小春に心配かけないように、迷惑かけないように。
さっきみたいな思いをさせないように。
その日、じろじろと他のクラスの子からも注目されたし、こっちを見ながら何か話しているのも目についた。
今日の昼休みまでは、自分のクラスメイトでさえ何人私の名前を知っているのかというぐらい、影が薄かったのに。
今ではもう、学年全員に覚えられたんだろう。
『“風切灰次に狙われた”花鳥もも』として。
……最悪。
けれど彼らと関わるっていうのは、こういうことなんだ。
常に人の目が付きまとう。あることないこと噂されて、一人歩きしていく。
もうこの状況を巻き戻すことなんてできないなら、精一杯立ち向かうしかない。
やってやろうじゃん、石ころ根性で!!


