気まぐれヒーロー



「お前にはムラムラしねえって言っただろ」




ちょっと、何……!?なんなの!?



「っつーかよォ、お前パンツまでカワイイくまさんが描いてあんじゃねーか。小学生で卒業しろよ、そんなお子ちゃまパンツはよ」



パンツ……


うわっ、見えてる!!!


めくれ上がりすぎたスカートのせいで、私はハイジの目の前にくまさんパンツを露出してしまっていた。

慌ててスカートを元通りにして、がばりと起きあがる。



「お前よ……今の状況、もし俺じゃなかったらどうなってたと思う。確実にヤられてんぞ」



ヤンキー座りで私と目線を合わせると、ハイジはちょっぴり顔つきを厳しくした。


「たとえお前がキューピーちゃん体型だろうがくまちゃんパンツだろうが、サカるヤツはサカるし関係ねえんだよ。男ってのはそーいうもんだ。女だったら誰とでもヤれる」


私はさっきの余韻で、ハイジに威勢よく噛みついていくこともできず。

じっとコイツの話に、耳を傾けるだけ。


それに、ハイジの態度に悪意は感じられなかったから。



「俺らみてえなのばっかじゃねえ、平気で女を襲うヤツなんざ世の中腐るほどいんだよ。もっと男に警戒心持て。のこのこヤロウばっかの家にあがんな。よく知りもしねえ車に、乗ったりもすんなよ」