「飛野さんオハヨーゴザイマス!!」
元気のいいおにーさん達に、「おう」と飛野さんも返す。
ヤンキー丸出しな彼らのせいで、一気に注目の的になってしまった。
っていうか、なんでハイジやジローさんだけじゃなくこの人達まで真面目に朝から登校しちゃってるの!?
真面目週間とか作っちゃってんの!?
今までこんな早朝から、ヤンキーな人達を見かけたことなかったのに!
どう考えてもこの派手な集団のなかで浮きまくりな私。
じろじろ付きまとう周囲の視線に耐えられなくなり、さっきと同じく私はこの輪から脱走した。
「あ、おい!!なんで逃げるんだ!!」と飛野さんの声が追っかけてきたけど、心の中で謝罪して私は彼らの前から姿を消した。
昇降口まで走りきると、額に汗が滲んでいた。
普段運動しないから、スタミナなさすぎて息がすぐに切れる。
靴を履き替えようとして、何気なく二年生の下駄箱の方に目をやったら。
眩しい金髪が、とーってもダルそうに現れた。
エロキングまでもが、もう学校に来ていたのだ。
今日はなんてついてない日なんだろうと、先行き不安になった。


