気まぐれヒーロー



「ジローちゃん……頼むから、外ではシャキッとしてくれよ」



女の子と交渉を終えたハイジが疲れた顔をして、ジローさんに忠告を促す。


銀髪の横に立つ緑髪。
二人ともでかいし、圧迫感が半端ない。



「おいハイジ……てめえ昨日どこほっつき歩いてた!ケイジも帰ってこなかったしよ。てめえら揃って晩メシ当番サボりやがって」



ハイジを見るやいなや、ぐいっとジローさんはハイジの胸ぐらを掴みあげた。目つきも鋭くなっている。


ば、晩メシ当番……?



「ま、待った!飛野さん戻ってきたって聞いたからさ、俺らが作るより飛野さんの方が断然メシはうめえだろ!?だからよ……」

「今日作れよ」

「ええー!?ダメだ、俺今日は予定が……」

「嫌なら出てけよ」

「……わかったよ、作りゃあいいんだろ」



ジローさんの押しに負けたハイジはふてくされて、ジローさんにじとっとした視線を投げ掛けていた。


なんだろ……今の会話を聞いている限り、この人達……共同生活でもしているの?

え、本気で意味不明だわ!?

ハイジとケイジくんは兄弟だし一緒に住んでるんだろうけど、ジローさんは違うよね!?

でも「晩メシ当番」とか「嫌なら出てけ」とか、それってどーいうこと!!?


何がどうなってんの!?