私たちがテラス席でご馳走を食べていると徹が立ち上がった

「ごめん、ちょっと電話来たから出てくるね」

「分かった!」

私がもぐもぐしながら答えると、徹は私の大好きな微笑みを浮かべた

「可愛いね 美愛」

私の頬はボフッと真っ赤に染まった

しばらくして徹が戻ってくるとお店の電気がパチッと消える

「え…?停電…?」

電気がつくとテーブルの上には苺がたっぷり乗ったケーキがのっている

「わぁ、美味しそうな苺ケーキ!」

すると、徹がポケットから何かを取り出して私を真剣に見つめる

「美愛」

「なーに?徹」

徹が小さな箱を開けるとそこにはダイヤモンドの付いた指輪が入っていた

「俺のお嫁さんになってくれませんか?」

私は嬉し涙を零しながら微笑んで答えた

「はい、喜んでっ…!」

徹は私に微笑んでこう言ってくれたんだ

「美愛、好きだ…!」

「私も…!」

周りの人達の声援と共に私たちは抱きしめ合った