「お待ちしておりました 犬川様」

めっちゃお洒落だけど…高そう

「お金、半分出すね!」

「何言ってるの? 俺が勝手に連れてきたから俺が払うよ」

「えぇ! そんなの悪いよ…」

私が財布を徹に渡すと徹が私の財布を私に返す

「もう、払ってるから遅いよ せめて今日は奢らせてよ」

「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…」

私が財布をしまった時、店員さんに呼ばれてテラス席に案内される

「夜景が綺麗…」

「俺は夜景よりも美愛の方が綺麗だと思うけどな…」

私はその言葉で頬がぼふっと真っ赤になる