琉依side2

採血と点滴をしたら泣かせてしまった
そんなに痛くなかったはずなんやけどな...

点滴が終わって家まで送って、
その時に3日後来て欲しいと伝えた


_3日後


朝8時頃、出勤前でまだ家に居たら

榎本から電話が来て


『はい』


榎本『あ、琉依〜!

さっき楓ちゃんから僕のところに電話あってさぁ

なんかぁ、急きょ仕事入って今日病院行けないって
琉依に伝えて欲しいって〜』


『はぁ?そんなん嘘に決まってんだろ』


榎本『うん、僕もそう思って

嘘ついてない?
もし、ついてるなら今のうちだよって
今ならまだ琉依に内緒してあげるよ

って、言ったんだけどね

嘘なんかついてないですよって返ってきた〜

でも、声しんどそう
だったからまだ熱あるんじゃないかな』


『ふっ、ほんとバレバレだな

りょーかい、後で連絡してみるわ』


榎本「うん!また後でね〜」


ん?


あいつに俺の電話番号の紙渡したよな


なんで、俺に直接電話してないんだ?


榎本なら騙せるって思ったのか?←図星



19時なったからあいつに電話をかけることに


楓『....はぃ...』


『もう、体調は大丈夫なんだよな?』


楓『はい、大丈夫、です...』


『仕事、終わったのか?』


楓『......あ、大丈夫です。終わりました

すみません、今日行けなくて』


『今から迎えいくから、待ってて』


楓『え、今から?』



動揺し過ぎて敬語外れてるし笑

ほんまおもろすぎ、可愛いわ



『うん、あ、もしかしてまだ外とか?』


楓『家ですけど....』


『けど...?なんか問題でもあるのか?』


楓「...ない、てす...」


『そうだよな

なら15分後に行くから』


楓「......わかりました」



_15分後


家の前についたけど、降りてきていない


LINEで「ついた」って一言入れると、すぐ既読が付いて
1.2分したら降りてきてくれた


こいつ絶対熱あるだろってぐらいフラフラしてた


病院まで戻ってきて、この前の診察室


「はい」


どうぞって感じで体温計を渡した


楓「え、....何でですか?熱、ないですよ」


「ない?なら測れるよな」


楓「うっ.....はい...」


ピピピピ ピピピピ


楓「あっ....!」


「39.2あるんだけど?」


楓「..........」


「言うなら今のうち、今からまだ許すけど」


楓「.........」


「...........」



せっかく助け舟出してるのに何も言ってこない



_コンコン


榎本「楓ちゃーん、やっほ〜」


楓「ビクッ)....榎本さん....」


榎本「あれ?琉依のこと怒らせちゃった?」


楓「え、」


榎本「まぁ、僕もちょっと怒ってるけどね

楓ちゃん、なんでかわかるよね」


楓「........」


榎本「ん?分からない?

僕達に嘘ついたの誰だっけ?

僕ちゃんと聞いたよ?嘘ついてないよねって
なら、楓ちゃんはついてないですって言ったんだよ

だいたい、声で熱あるのわかってたしね」


「しんどいなら、しんどい。
痛いなら、痛い。怖いなら、怖いって、

ちゃんと言葉にしてくれないと分からいの

お前がちゃんと言えばできる範囲の配慮はするから
ちゃんと言え、いちいち嘘なんかつくな」


楓「.......(泣」


榎本「熱何度あったの?」


「39.2」


榎本「あらら、結構高いね

感染症かなぁ?インフル、コロナやる?」


「うん」


榎本「おっけ〜準備してくる」


_数分後


榎本「おまたせ〜

どっちがやる?」


「俺固定する」


楓「...っ.....(泣」


俺が固定に周り、榎本に検査してもらうことに



榎本「楓ちゃーん、ちょっとごめんねぇ」


楓「ビクッ!)...ん"ーーーっ!!!..ったぃ...!!」


榎本「おしまい!頑張りました〜」


「泣きすぎ笑

...頑張った頑張った(撫」


楓「.........(泣」


榎本「15分ぐらいで結果出るからちょっとまっててね」




_15分後


榎本「結果出たよ....って楓ちゃん寝ちゃったの?」


「うん、まだしんどいんだろ

で、結果は?」


榎本「それが陰性だった」


「.........」


陰性.....なら感染症じゃないのか?


3日以上続く高熱....


どっちかだと思ったんだけどな



榎本「琉依〜?楓ちゃん、

入院させた方がいいんじゃない?

家で一人なんでしょ?
心配だし、どうせまた一人で我慢するよ」


「それはわかってるけどなぁ

こいつに入院とか無理だろ笑」


榎本「まぁ、無理だと思うけどさぁ〜笑

そんなこと言ってても」


「とりあえず言うだけ言うか」


榎本「そうだね」