3日後。
私とリアトは馬車に乗っていた。
王族なのだから戦場にもキラキラの馬車で赴くのかと思っていたが、意外にも一般兵士と同じ馬車だった。
今回幽霊が出現した場所は、国境の田舎町だった。
大きな山々に囲まれ、小さいながらも穏やかで素敵な町だ。
「おお、王子様が来てくださるとは…!」
町長であるお爺さんは涙ながらに感謝していた。
「はい、必ずやこの町をお守り致します」
「おお!ありがたや…!!」
「それで、幽霊が出現したのはどちらで?」
「こちらです、ご案内します」
町長に連れられてやって来たのは墓地だった。
「この墓地に、幽霊が出現しまして…………
どうか、どうか退治していただきたく!」
「分かりました。念の為、今夜はみなさん墓地に近付かないようにしてくださいね」
町長はこれでもかというほど頭を下げて帰って行った。
私とリアトは馬車に乗っていた。
王族なのだから戦場にもキラキラの馬車で赴くのかと思っていたが、意外にも一般兵士と同じ馬車だった。
今回幽霊が出現した場所は、国境の田舎町だった。
大きな山々に囲まれ、小さいながらも穏やかで素敵な町だ。
「おお、王子様が来てくださるとは…!」
町長であるお爺さんは涙ながらに感謝していた。
「はい、必ずやこの町をお守り致します」
「おお!ありがたや…!!」
「それで、幽霊が出現したのはどちらで?」
「こちらです、ご案内します」
町長に連れられてやって来たのは墓地だった。
「この墓地に、幽霊が出現しまして…………
どうか、どうか退治していただきたく!」
「分かりました。念の為、今夜はみなさん墓地に近付かないようにしてくださいね」
町長はこれでもかというほど頭を下げて帰って行った。



