月白の初恋

「…嫌なの……私、わがままになっちゃったから…私の隣はリアトが良いの……リアトとずっと笑っていたい。
リアトは私が初めて見つけた…大切な人だから!」

そう、ずっと思ってた。

私がリアトに抱くこの感情は恋だって。

怒りや恨み、そういう感情は忘れたし、恋なんて私には関係ないと思っていた。

でも。

リアトは間違いなく私の初恋の相手だ。

私なんかがリアトに釣り合うか分からないし
、周りにどういう目で見られるか分からないけれど、リアトの隣は私が良い。

こんな状況での告白なんて全然ロマンチックじゃないけれど。

この心は本物だ。

やがて竜巻が通り過ぎて、リアトはなんとか助かった。

「ありがとう、エレ。助かったよ。
……それと、この数日でずいぶんわがままになったね」

リアトは揶揄うようにニヤッと笑う。

「…初恋なんだから、どういう告白にすれば良いか分からなかったの。
仕方ないでしょ…」

「あははは。顔真っ赤。かーわい」

リアトはわざと顔を近付ける。