浩明と別れて日にちが経ち、東京に発つ日になった…。




私は港にいた…。




7年前…この島についた自分を思い出していた…。




『ありがとう…みんな、浩明、おばあちゃん…楽しかったよ』



私はそう呟いてフェリーに乗った。