とは言ってはみたものの。。
職を失うってどうなの?
年明けから私と菜乃花の生活はお先真っ暗⁈
どうやって生きていったらいいの?
やばいやばいやばい
非常にやばい

私は職を失うことへの不安を隠せずカリカリしながら洗濯機のボタンをピッと押した
物凄い異音と共に、ヒューっという音がし、10年以上使い続けた洗濯機は私の目の前でパッタリと息絶えた
ちょっと、ちょっと待って
職を失った挙句、洗濯機まで私から離れていくの?

「ママ、今の音何?」
フンフンと鼻歌を歌いながら大好きなテレビ番組ゆもんちゃんを観ていた娘の菜乃花が飛んできた
凄い異音だ
仕方ない
「なのかー。洗濯機遂に壊れちゃった」
もう少し頑張ってー
私は10年以上も頑張ってくれた洗濯機に泣きそうになりながら話しかけた
もう何にでもいい
泣きつきたい
「ママ〜。もうじゅみょうだったんだよ。しょうがないでしょ」
我が子ながら言葉も達者でしっかりした子だなと思う
寿命という言葉を知っているのだ
「ママ。とりあえず電気屋さんだよ。買い換えるか直すかしないと」
ほらママ、しっかりして
娘に有難い檄を飛ばされ、私は修理を頼む為仕方なく電気屋さんに電話した