それから1週間後
暦は12月へと変わったある日
仕事に行くと、まるで天と地がひっくり返ったような出来事が待ち受けていた
「中野君。君は来年一月から、三ケ田フーズの正社員に正式採用が決まったから。来年一月から商品開発部に行ってくれる?」
薄毛の頭髪の課長は信じられない事を口にした
えっ⁈
正社員⁈
商品開発部⁈
ええーと。私は今年いっぱいでクビのはずじゃ?
私は?だらけだ
「課長。ちょっと待ってください。急にどうして私が正式採用なのでしょう?しかも商品開発部って?今年いっぱいで契約解除でクビのはずでは?」
願ってもない夢のような話だが、明らかに急でおかしすぎる
「私にも分からないけど、先週急に上からそう言われて今朝正式に辞令が下りたんだよ。何かジュニアが君を推したとか言っていたよ」
君ジュニアと知り合いだったの?
課長は不思議そうに首を傾げている
ジュニア?
ジュニアってあの社長の息子さんのジュニア?
私なんかが一度もお目見えしたこともないアメリカ帰りだというあのジュニアの事だろうか?
それでさえ噂で聞いたのに⁈
暦は12月へと変わったある日
仕事に行くと、まるで天と地がひっくり返ったような出来事が待ち受けていた
「中野君。君は来年一月から、三ケ田フーズの正社員に正式採用が決まったから。来年一月から商品開発部に行ってくれる?」
薄毛の頭髪の課長は信じられない事を口にした
えっ⁈
正社員⁈
商品開発部⁈
ええーと。私は今年いっぱいでクビのはずじゃ?
私は?だらけだ
「課長。ちょっと待ってください。急にどうして私が正式採用なのでしょう?しかも商品開発部って?今年いっぱいで契約解除でクビのはずでは?」
願ってもない夢のような話だが、明らかに急でおかしすぎる
「私にも分からないけど、先週急に上からそう言われて今朝正式に辞令が下りたんだよ。何かジュニアが君を推したとか言っていたよ」
君ジュニアと知り合いだったの?
課長は不思議そうに首を傾げている
ジュニア?
ジュニアってあの社長の息子さんのジュニア?
私なんかが一度もお目見えしたこともないアメリカ帰りだというあのジュニアの事だろうか?
それでさえ噂で聞いたのに⁈



