菜乃花はあれ乗ろう、あれもあれもと瀬野君を連れ回している
一体誰の為のお出かけだろう？とクスッと笑ってしまったが、菜乃花が嬉しければいいかと納得して一緒に遊園地を楽しんだ
一休憩をし、お弁当を食べる私達
あっ、ゆもんちゃんだー。と菜乃花はゆもんちゃんの着ぐるみのところに行ってしまった
ちゃんと帰ってきてねー。と声を掛け、暫し私達は二人になる
「今日はすみません。菜乃花に付き合ってもらって」
疲れるでしょう？と連れ回してしまっていることを詫びる私
「いえ。。僕は大丈夫です。菜乃花ちゃんと一緒にいるの楽しいので」
それは良かった。と安堵する私
あの。。？と小さいながら口を開く瀬野君
「何で友活の相手が僕なんですか？別に僕じゃなくても、友活して友達になってくれそうな人はいるような気がするんですけど？」
いつになく喋る瀬野君に私は少し驚いた
瀬野君はあまり喋らないから、そんな事を思っていたのかとまた驚く
「あー。それは菜乃花が珍しく男の人に懐いているからかも？あれでいて菜乃花は男の人が苦手なんです」
私は瀬野くんに菜乃花の過去の出来事を話し始めた
瀬野君は私の話に驚いている