「言い忘れていたが、俺の部屋には入らないでくれ。いろいろと生々しい画像付きの資料が出しっぱなしになっているかもしれないから。君はああいうの苦手だろう」
鈴菜はヒュッと息をのんで背筋を伸ばす。
「絶対に入りません!」
「そうしてくれ」
そのとき、少しだけ悠磨の顔がほころんだ気がした。
それから約半月、悠磨との〝新婚生活〟は変わりなく過ぎていた。
鈴菜はマンションのキッチンに立ち、小松菜を洗っていた。今日の夕食はサバの塩焼きと小松菜のお浸し、冷奴と野菜スープだ。
物を増やしていいという悠磨のお言葉に甘えて、調理道具は揃えさせてもらった。広くて機能的なキッチン、しかも週三でハウスキーパーが入り掃除してゴミまで捨ててくれるなんてありがたすぎる。
今までごく普通の賃貸アパートでひとり暮らしをしてきた鈴菜にとっては、不自由どころか抜群に充実した環境だ。
しかし、ここに住み始めてから鈴菜の心はずっと落ち着かない。
(とにかく悠磨さんが忙しすぎる……!)
鈴菜はヒュッと息をのんで背筋を伸ばす。
「絶対に入りません!」
「そうしてくれ」
そのとき、少しだけ悠磨の顔がほころんだ気がした。
それから約半月、悠磨との〝新婚生活〟は変わりなく過ぎていた。
鈴菜はマンションのキッチンに立ち、小松菜を洗っていた。今日の夕食はサバの塩焼きと小松菜のお浸し、冷奴と野菜スープだ。
物を増やしていいという悠磨のお言葉に甘えて、調理道具は揃えさせてもらった。広くて機能的なキッチン、しかも週三でハウスキーパーが入り掃除してゴミまで捨ててくれるなんてありがたすぎる。
今までごく普通の賃貸アパートでひとり暮らしをしてきた鈴菜にとっては、不自由どころか抜群に充実した環境だ。
しかし、ここに住み始めてから鈴菜の心はずっと落ち着かない。
(とにかく悠磨さんが忙しすぎる……!)



