土谷が割り込むように甲高い声を上げる。
「いえ、しまったのを確認して金庫の横の管理表に時間と内容を書き入れました。番号を知っている人が持ち出したとしか……」
鈴菜が反論すると周囲に緊張感が走る。
「こんなこと言いたくないが、鈴菜は職場で誰かに恨まれていたりしないか」
悠磨の思いがけない問いかけに鈴菜は目を丸くする。
「今の話だと、故意に持ち去った人間が職場にいる。指輪が無くて責任を取らされるのは君だとわかっていて嫌がらせをするために」
「嫌がらせ……」
もしそうだとしたら、ひとりだけ心当たりがある。そう思ったとき声を上げたのは璃子だった。
「……まさか、土谷さん?」
「璃子ちゃん」
「だって、土谷さん前からなにかと鈴菜さんの悪口を言っていたし、コンテスト受賞も納得いかないってぼやいていました。誰も相手にしてませんでしたけど。それに、今日土谷さん朝からシフト入ってましたっけ?」
その場の視線が一気に土谷に向かった。
「ふ、ふざけるな。俺が指輪を盗んだっていうのか。そんなことするわけないだろう! 第一証拠がない」
土谷の声はさらに大きくなり、明らかに焦っているように見えた。
「いえ、しまったのを確認して金庫の横の管理表に時間と内容を書き入れました。番号を知っている人が持ち出したとしか……」
鈴菜が反論すると周囲に緊張感が走る。
「こんなこと言いたくないが、鈴菜は職場で誰かに恨まれていたりしないか」
悠磨の思いがけない問いかけに鈴菜は目を丸くする。
「今の話だと、故意に持ち去った人間が職場にいる。指輪が無くて責任を取らされるのは君だとわかっていて嫌がらせをするために」
「嫌がらせ……」
もしそうだとしたら、ひとりだけ心当たりがある。そう思ったとき声を上げたのは璃子だった。
「……まさか、土谷さん?」
「璃子ちゃん」
「だって、土谷さん前からなにかと鈴菜さんの悪口を言っていたし、コンテスト受賞も納得いかないってぼやいていました。誰も相手にしてませんでしたけど。それに、今日土谷さん朝からシフト入ってましたっけ?」
その場の視線が一気に土谷に向かった。
「ふ、ふざけるな。俺が指輪を盗んだっていうのか。そんなことするわけないだろう! 第一証拠がない」
土谷の声はさらに大きくなり、明らかに焦っているように見えた。



